又年を重ねる季節がやってまいりました。今年も気持ちよく、楽しくそして怪我もなく1年を過ごす事が出来ましたでしょうか? 今年2月のまれにみる大雪害、8月の広島県の大豪雨災害、9月の御岳山の噴火災害、11月の長野県白馬、小谷村の地震災害と自然災害による大当たり年となってしまいました。今年と酷似している自然災害の当り年が10年前の2004年でした。7月に新潟福島両県の洪水氾濫土砂災害、福井県から岐阜県西部でも豪雨災害が発生、9月には浅間山が噴火、6月から11月まで10個の台風の上陸(通年の2.5倍の多さ)、10月に新潟中越地震の発生です。明らかに大規模な自然災害が多発してきています。その間の2011年3月11日東日本大震災、福島第一原子力発電所事故が、有史に記憶される大災害として発生しています。人間の力では遠く及ばない神のなせる業、気まぐれ?、人類の慢心が引き起こす現象なのか、平穏で無事に長く過ごす事が出来るようにただ祈るばかりです。
年末に来ての衆議院選挙勃発です。アベノミクスの是非を問う選挙とみられますが、一方、安倍政権の地盤固めの選挙でしかありません。所詮、消費増税を1年半後に2度行う事の経済に対する甘さ、
そして庶民の生活とは程遠い存在の政治家や官僚のなせる業です。消費税導入が平成元年、8年後の平成9年4月に5%、17年後の平成26年4月に8%でした。如何に拙速に消費税を上げようとしたかがわかります。特にどんな種類の増税でも富裕層(100万ドル以上の投資可能資産保有者)以外の庶民に重くのしかかります。日本の場合の富裕層は人口比22.3%、ワーキングプア(200万円以下の所得)の割合は人口比23%といわれています。特に今年はワーキングプアが30%増加しているそうです!!。700億円もの選挙費用は、他に有効に使う手段は沢山ありそうですが!! 国民の声を聴くのにも大金がかかります。(700億円÷有権者数4900万人=1,428円/1人、票?)
不動産動向に対する近況は、消費時増税後の駆込み需要による反動で全般的に停滞気味ではないかと感じられます。今年3月の公示地価の公表時点では地方の駅近辺では上昇機運が強かったのですが、アベノミクス効果の息切れが出ています。円安効果は輸出産業には恩恵が大きく、日本経済は輸出産業での恩恵が大きいところですが、その企業が業績に見合った十分な利益還元をせずに、過剰な円安で国内消費物価の上昇の方が大きく、その結果消費動向に影響を与えて経済の閉塞感が生じているところです。その結果内需産業の住宅業界、国内自動車業界、スーパー等の業績は芳しくありません。消費増税をする余地は全くない状況での安倍政権の判断は適切ではないかと思っていますが、選挙後のアベノミクス政策の継続は、所得格差、地域格差を一層拡大するのではないかと懸念しております。
我が国で一番重要な政策は、高齢者にやさしい少子高齢化対策、人口増加政策の実行ではないかと強く思っています。
皆様のよきパートナーとなりますよう今後も更に研鑚を重ね、皆様の御期待に沿いますよう精進いたす所存ですので、一層の御愛顧、お引き立ての程をお願い申し上げます。日頃のお心尽くしのお礼と御無沙汰のお詫び方々お口に合う様な品ではありませんが、お歳暮の品を送らせて戴きましたのでお納めください。寒さ厳しき折から、皆様には一層ご自愛され、平成27年が御健勝で、平穏な良い年となります事を心よりお祈り申し上げます。